クルマをはじめとする機械・機器は使用頻度や経過年数とともに、点検・整備が必要です。稼働しているフロン機器も、フロンが大気中に漏えいしています。
次のとおり、経済産業省が2009年に実施した調査(26万台の機器を対象とするサンプル調査)の結果、ほぼ全種類の機器で、フロンの漏えいが判明しています。例えば、別置型ショーケースの場合、平均的には6年程度で冷媒全量が漏えいしている計算です。
機種 | 稼働台数 | 漏えい割合 |
小型冷凍冷蔵機器 (内蔵型業務用冷蔵庫等) |
約760万台 | 2% |
別置型ショーケース | 約140万台 | 16% |
その他中型冷凍冷蔵機器 (除く別置型冷凍冷蔵ショーケース |
約130万台 | 13~17% |
大型冷凍機 | 約0.8万台 | 7~12% |
ビル用PAC | 約100万台 | 3.5% |
その他業務用空調機器 | 約950万台 | 3~5% |
家庭用エアコン | 約1億台 | 2% |
出典:経済産業省「冷凍空調機器の冷媒管理のための政策のあり方について」(平成24年9月24日)より抜粋
機器の効率アップ、節電対策を図る上でも、点検や保守メンテナンス・整備をとおして、燃費効率向上などに取り組まなければなりません。